グラーシュ

★モスノウ♂ いじっぱり/昼寝をよくする
169cm 27歳 出身地:冠の雪原のどこか(現在は廃村)

「僕なんて、色が違う以外に特に取り柄はありませんよ。ただの地味な一兵卒です。」
「現存する村は此処しか。故郷?大寒波により滅びましたが……」


  • 団長・副団長が冠の雪原の視察任務に赴いた際、護衛役兼案内役として同行したヒラ騎士。
  • 自身は雪原地帯出身と言うが、現存する集落には故郷らしいものは見つからない。どうやら10年ほど前に大寒波に呑まれて廃村となってしまった様子。
  • 常に落ち着いていて、どこかアンニュイな雰囲気の青年。感情の起伏も表情の変化も乏しく、打ち解けた友人や騎士仲間もほとんどいない。周りからも不思議で根暗な奴とあまり近寄られることはない。
  • ほとんど物静かでどこか無関心にも思えるが、話題によっては目の色を変え、かなり前のめりになることもあるよう。相当稀ではあるが……。

「立派な騎士様だなんだと、言いたい奴は勝手に言っていればいい。所詮僕なんぞに、騎士様となったところで一体何ができようか。」
「……あの日、僕は破滅を願ってしまった。」


  • 雪原の小さな集落で生まれた。色違いという貴重な個体として両親からも、集落の大人たちからも大切に宝物のように保護され、育てられてきた。
  • 幼いうちから英才教育を受け、将来は集落の跡継ぎか神殿の主様か……などと、自分の夢を語る間もなく大人たちに期待を浴びせられてきた。幼くして、自分の意思や目標を掲げて動くよりも、大人の言うことを聞いて大人の望む振る舞いをすればいいのだ、ということを学んで行動の基準としていた。
  • マルヤクデの父とモスノウの母の間に生まれた彼はのちに異種族ヤクデの弟・フラムを迎え兄となった。色違いの兄に母と異種族の弟、と集落ではいっそう持て囃されることとなった。
  • ある日弟が母に深手を負わせてしまい、怒った父や集落の大人たちから追い出されてしまった。グラーシュは当然兄として反対したかったが、父やその他大人に反抗する勇気も力もなく、弟を助けることができなかった。
  • 一度は弟と再会したものの、またしても大人たちと対立するのが怖く、弟を集落から逃がすことしかできなかった。二度も大切な弟を手放しにしてしまい、結局優秀だとか貴重な色違いだとか言われても自分は非力で、あまりにも情けない……自分は何がしたくて、何ができるのか?何もできないのでは?と苦しむ日々を過ごしてきた。
  • 「集落も大事だが、もっと広い目線で役に立てる大人になりたい」と言い、逃げるように騎士団の騎士養成学校へ進学し都会で暮らすようになった。たまに帰郷してみると、今度はガラル一の騎士様になれだとか、雪原のことももっと良くしてくれないかだとか、結局好き勝手な期待ばかり。先の発言も決して本心ではないが、どこに向いても親や大人に一生縛られているような気がしてひたすらに嫌気が指していた。
  • ある時故郷の雪原で出会った魔術師のような人に声を掛けられ、望むものはあるか、この雪原の将来についてどう想うか、等問いかけられた。相手が誰かはよくわからなかったが、弟に関する後悔の数々や故郷への嫌悪感、未来は明るくないだろうという私見をいつの間にか多く語っていた。
  • 故郷にまつわる後悔や否定的な感情がじきに「あんな集落にはもう未来はない」「親も大人も憎たらしい、消えてしまえばいいのに」という淀んだ心の闇になっていたことに気づいたのは、心の内を曝け出した翌日、大寒波が来たとかで一帯真っ白の雪景色と化した、昨日まで故郷だったものを目の当たりにした瞬間のことだった。

ベベさん宅フォルナクスさん:少年だった頃から雪原で知り合った不思議な友人。陽気なテンションでお話されるのをまじまじ聞いていたり、時には看病したりと珍しく心を開いている方です。

「……そうなのか。僕だったら腹が立ってしまいそうだが、フォルナクスはいつでも笑っているのだな。どうしたらそう笑えるものか、僕にはきっとわからない。ただ、それはとても素敵なことと思う。」

フラム:現在では、自分のせいで「カグツチ」と名乗っている実の弟。シュートシティで働いているらしいとは聞いているので時々観察に行っているが、合わせる顔なんてないと再会は諦めてしまっている様子。

「あの父上の如き体格、微妙に似た顔……フラムで間違いない。僕より立派になったのでは?しかし今更兄の面などしたところで軽蔑される。第一会いたいなどと思う権利がそもそもないのであって……あ、わ、私は不審者では……騎士団の者です。最近治安が悪化していると聞いて張っていまして……そ、それだけですが……!」

アストリッド・ドイル(団長・副団長):雪原にお供することとなった上司。雪原にゆかりある者として自分を見ているようだが、どこか他にも思うところがあるようで訝しんでいる。

「団長に副団長。私はあくまで任務を遂行するだけのこと、上司といえど個人的な会話まで楽しむつもりはありません。……何か、思うことがあるようですがお気になさらず。」

ツキミ・ルーク:任務先の雪原で新たに出会ったやかましい(グラーシュ曰く)連中。自分のペースを崩されそうでイラっと来るが、一方で何か見透かされている気もしている。

「あなた達、僕にかまけていないで孤児院の仕事に戻ってはいかがですか。……何、お菓子?これを僕に?何の当てつけでしょうか?」

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